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会社案内

COMPANY

売れるものって何でしょう?

もともと私自身(代表 関根)が機械設計技術者出身で、大学を卒業して社会に出てからはずっと開発畑を歩いてきました。
忘れもしないリーマンショックのあのすべてが止まった、会社がこれでもか!と大きく傾いたとき、
当時在籍していた会社の社長から直接、
「売れるものを作れ!でも金はないぞ!!」という社命を受けました。
(当時はすごい無茶振りと思いましたが、それが自分が変わるキッカケになり、今では感謝しています)
このままでは本当に会社が潰れる!という強い危機感を、あの当時、たくさんの人が体験したと思います。

「売れるものとはなんだろう?」
「どうやれば売れるのか?」
「何を作れば売れるのか?」

を初めて真剣に考えました。

それまでは
会社から、上から言われた目の前の開発案件だけを一生懸命にこなすことだけが仕事と捉えていましたので、「売れるものって何?」と考え始めたらラビリンス(迷宮に迷い込みました)。
答えを見つけるまでに、それはそれはたくさん調べ、考え、悩み、苦しみ、漏れなくたくさんの失敗、遠回りを経験しました。

シーズ技術は宝の山

光明が見え始めたのは、産業技術総合研究所・大学等の素晴らしいシーズ技術・素晴らしい研究者との出会いでした。
素晴らしい研究成果とコラボレーションできる機会に恵まれ、その研究成果を商品化すれば、良い製品になるのは間違いない!と。まさに「イイもの作れば売れる!」と信じて疑っていなかった頃です。

苦労して商品化までなんとかこぎつけました。
結果どうなったか?・・・
技術・製品は素晴らしくとも、ただそれだけでは売れないリアルな現実に直面しました。

ただ、諦めるわけにはいきません。
技術の素性はこれ以上なく素晴らしく、まだ同じものが世の中にありませんでしたので売れるはずです。
もとより予算は乏しい小さい会社でしたので、できるだけお金をかけずに出来る限り、考えられる限り、様々な施策を繰り返した結果・・・

・・・売れました!

1台売れると不思議なもので、次々に売れていきます。
そこからは、毎年赤字続きで取り潰し寸前だった新規開発系の部に異動し、その部の立て直しという追加ミッションを受け相当なプレッシャーの中にいましたが、赤字から回復>黒字転換>数億円規模まで成長させることができました。社長の無茶振りからすでに数年が経過し、設計部から取り壊し寸前の新規開発部にも異動していた中で、ようやく結果を出すことができました。

新規事業開発にエールを・・・

開発が成功し、事業を成長させることができた結果のみをお伝えしたならば、きっと華やかしい印象のみを感じてもらえたと思いますが、ここまで開発の苦労話をつまびらかにしてきたのにはワケがあります。
それは、実際、新規事業開発担当者は悩みと苦しみの連続で、管理職ともなっていくとさらにプレッシャーは相当です。新規事業開発と既存事業との間の社内の軋轢、成功するまでの苦しみ、果たして成功できるか?の不安・・・などなど。悩みはつきません。
新規事業開発は結果が出るまでは本当に大変です。決して華やかしいことはなく、新しいモノ・コトを作るという仕事は本当に大変だということを理解していただきたい。その上で、会社・会社TOPはしっかりと彼らを支援していただきたいと思います。だって、新しいもの作れと命じたのは会社なはずですから。

今もまさに現場で苦しんでいる小さな会社(ものづくり中小企業)の新規事業開発担当者、技術者、そして経営層の方がたくさんいらっしゃるはずです。
「いつ売れるんだ?」「何台売れるんだ?」「ウチの会社がやるべき理由は何?」などなど、
今日もたくさんのプレッシャーをかけられていると思います。
ものづくりが大好きで、ものづくりにプライドを持つことは決して悪いことではありません。
でも、イイもの作るだけではダメなんです。
売る方法、売れる仕組みを作ること、これが大事です。
売る仕組みを作ること、それも開発ではないでしょうか?
これまでそのようなことを考えもしなかったなら、それは「新規開発」とも言えるんじゃないでしょうか?

レプラスのミッション

新規事業開発で結果を出すということは「売れる」ようになることです。
「売る」ことをしっかり考えることが必要です。
そのためには、当たり前ですが、売る相手をしっかり見ること、話をきくことからはじめなかればいけません。

でも、開発職・技術職・研究職の方たちは、「作る」専門家です。
作る専門家に、新規事業だから売るまでちゃんとやってねというのは非常に乱暴ではないでしょうか?

ここをアシストすることが、レプラスのミッションです。
新規事業を成功させるための「先端シーズ/ニーズ情報」の提供、
売るために必要な「開発者・技術者のためのマーケティング/セールス技術」を基礎から提供し、一緒に伴走する。
具体的には、課題/開発フェーズごとでの取るべき方策を伝え、現場で実践してもらい、事業成功への近道を一緒に歩んでいく。

「作る」に「売る」を加えて共に成功する。
事業を支援する中で、共に成長、発展できることを目指して参ります。